無意識で早口になってしまうパターン。

実は、無意識で早口になってしまうパターンの理由には色々あります。例えば、目から見た情報を処理している間に「早くなってしまう」パターンの方。
あとは、口の中で発声、発音する間に、ご自身の中でパターン化されてしまっている型があり、それが原因で毎回すべってしまう。というパターン。

もう少し突っ込んだところへ行きますと、口腔トラブルがあることによる滑舌不具合です。

この場合と言うのはどういう事かと言いますと、舌小帯不全と呼ばれる、舌小帯の不具合によるもの。舌が、外科的要因によって動かしづらくなっている様子です。
後は、顎の力みが取れない。顎(オトガイ筋)の過度な緊張などにより生理的に力が常に入ってしまう。あとは、歯並びの不具合等々 様々な原因があります。
口腔トラブル系の場合、正直申しまして、ボイストレーニングの範疇ではどうにもならないレベルの物もあります。その場合、正直に説明することが多いです。
私以外の先生方も、以前は明確にボーダーラインを区別できなかったのですが、今では、「あ、もしかしたら難しいかな?」と少しわかるようになって来ていますので、
私に確認をしなくても、ご自身の判断で、先にお話が出来るようになっている先生も結構いらっしゃいます。

効果があった事例

ゆっくり読む。というような単純なものではなく、まず固定のリズム概念をぶち壊したりします。私も昔、受験でクラシックの曲を弾かなければならなかった頃、16部音符が4つ束になっている場所なんかは、リズム練習をさせられました。皆さん「ハノン」という楽譜はご存知でしょうか?しこたま指の基礎練習だけをやるような楽譜ですが、あの中には、様々なフレーズ、リズムの曲がありまして、1つの課題を色々なリズムで弾くように指示されていたりします。
指のリハビリ的な感じですが、滑舌の練習にも同じ要素があります。固定のリズム概念を壊し、英語のリズムを取り入れ、さらに英語のリズムで言う所の「Pause」を意識します。休憩させるのです。
そういうことを繰り返し行った結果、むしろ言葉ごとに「良いリズム」を確立して認識し、そのリズムの羅列として文章が読めるようになり、かなり明瞭に、コンパクトにまとめられるようになった。という事案です。

滑舌レッスンは奥が深すぎてビヨンビヨンです。(びよんびよんの意味がわかりませんね。。。失礼しました)レッツ滑舌!

 

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